FAQ|OIGEN

よくあるご質問

熱源・調理温度について

鉄器はIHで使えますか?

一般的に鉄器は条件を満たせば、IH調理機器でご使用いただける調理道具です。OIGEN鉄器は底面の直径や形状によって、厨房ビルトイン型IH調理器対応、卓上IH(100V)対応、IH調理器非対応の3タイプに分類しています。OIGEN鉄器は通常約3.5~4mmの底厚がありますが、IH調理器対応の商品は5㎜程度で作っています。熱源についてのご不明点はお問い合わせください。

使用可能な温度帯は?

一般的な調理では、180度~220度の温度帯を使用されることが多く、最高でも300度程度だそうです。この通常の温度帯であれば安心してご使用いただけます。より高温となる炭火での調理などを想定されている場合は、別途ご相談ください。

洗い方について

食洗機は使用できますか?

基本的には食洗機のご使用はおすすめしていません。洗剤によって油分が抜けてしまうことでさびやすくなるためです。食洗機の使用後、すぐに油慣らし(シーズニング)を行うことで、サビの問題は予防できます。しかし実際には、宿泊施設や飲食店で、油を日々ご使用になりながら鉄器で調理される環境では、食洗機を使用しても特に油慣らし(シーズニング)のお手入れを毎回する必要なく、ご使用いただけるケースが多いようです。

鉄鍋を洗う時に洗剤は使えますか?

基本的に、鉄器の表面を守る油分が洗剤で洗い流されてしまうのでおすすめしていませんが、油ヨゴレやニオイが気になる場合は、無香料の洗剤を適量ご使用ください。洗剤使用後の鉄器はさびやすくなります。油を日々ご使用になりながら鉄器で調理される場合は特にお手入れは必要ありません。しかし、洗剤で洗った鉄器を長期保管される場合は油慣らし(シーズニング)をしてください。

使い方について

使い始める前に何か行うことはありますか?

油慣らし(シーズニング)です!OIGEN鉄器はノンスティック・コーティングなどの調理器具で一般的な厚い塗装仕上げをしていません。そのため食材の焦げつきやサビの発生を抑えるために、最初に油を馴染ませる「油慣らし(シーズニング)」からはじめます。

OIGEN Youtubeチャンネル
鉄鋳物フライパンの使い始め
油ならし(シーズニング)のやり方
使用する上で特に気を付けることはありますか?

「サビ」です。特に気を付けていただきたいケース
①しゃぶしゃぶや味噌汁等の汁物専用に使用したいと考えている。②ビュッフェなどで長時間お料理を入れたままにする予定がある。いずれの場合も水分が「サビ」の原因となります。①②の様な用途をお考えの際はお問い合わせください。
一方で、
宿泊施設や飲食店など業務の現場で常に油を使って調理される場合、その油が鉄器の表面を守ってくれるので、多くの場合「サビ」の心配はいりません。もう一つ必ず行っていただきたいことがあります。鉄器をご使用後は、タワシ・ブラシで洗い、適度に加熱し乾かしてください。

鍋やフライパン、サービングウェア以外の使い方で、観葉植物等を入れたり、壁掛けにしたりとインテリア・アクセサリーとして使えますか?

ご使用いただけますが、水分や湿気にお気を付けください。さびてしまった場合のメンテナンス等、詳しくはご相談ください。

人気の急須を使いたいと思っているのですが、使い方で気を付けることはありますか?

急須の本体内側はほうろう仕上げになっています。通常の仕上げよりも衝撃に弱いなどの注意点がございます。詳細はお問い合わせください。ぬれたままの急須は、テーブルなどに直に置くと、黒い輪染みがついて取れません。瓶敷などのご使用をおすすめいたします。

商品について

OIGEN鉄器は全部「鉄」でできているのですか?

OIGEN鉄器は「鋳鉄」と呼ばれる鉄(Fe)を主原料とした素材でできています。OIGEN鉄器には3つの仕上げ技法が使われています。

カシューコーティング

一般的な南部鉄器の塗装。カシューナッツの殻から採取された樹脂を原料としたカシュー塗料を塗装しています。

ネイキッドフィニッシュ

超高温で仕上げるOIGEN独自製法です。塗装を施さずにさびにくくなります。油なじみが良く、輻射熱が多いという特徴があります。(一部の商品のみ使用)

ほうろう加工

急須本体の内部やごはん釜などの一部商品には“ほうろう”を施しています。急激な衝撃には弱いので丁寧な扱いが必要です。割れる場合があるので空焚きはおやめください。

保管について

メニュー替えなどで長期間保管する場合はどうしたらいいですか?

止むを得ず長期間保管する場合は、鉄器を温めて油を薄く塗り、新聞紙など吸湿性の良い紙に包んで湿気のない場所で保管して下さい。

メンテナンスとリペアについて

サビがでてきた鉄器のお手入れ方法は?

実は、かなりひどいと感じるサビでも、ご自身でメンテナンス(お手入れ)ができます。サビが気になる箇所を天然素材のタワシ等でこすり洗いし、その後、鉄器の使い始め同様の油馴らしを行って下さい。

OIGEN Youtubeチャンネル
錆び錆びを手入れ
サビ:工場でのリペア例

数量が多い場合や、お時間がない場合など、及源鋳造の岩手本社工場にて行うリペアサービスがございます。費用、期間等についての詳細はお気軽にお問い合わせください。

鉄器のふちに、黒い油のかたまりがボコボコとしていて気になります。これは落とせるのでしょうか?

プロの現場では高頻度で一日に何度も使用されるため、長年使う中で油ヨゴレが鍋のふちや外側に溜まってしまうことがあります。

及源鋳造の岩手本社工場にて行うリペアサービスで、新品同様に直すことができます。費用、期間等についての詳細はお気軽にお問い合わせください。

油汚れ:工場でのリペア例
鉄器の色が茶色や銀色に変わってきたのですが、寿命ですか?

鉄器は何十年も使っていただける道具です。ただ、プロの現場で、しゃぶしゃぶやお味噌汁といった汁物など、油を使用しない料理専用でご使用の場合や食洗機で洗浄している場合、長く使う中で、徐々に表面の塗装が剥がれてしまうケースが見られます。本来の鋳鉄の色である”ねずみ色”が見えたり、塗装が剥がれたことでサビが出て茶色く変色します。

及源鋳造の岩手本社工場にて、きれいにクリーニング後、仕上げ塗装を再度施すリペアサービスを行っております。新品同様に直すことができます。詳細はお気軽にお問い合わせください。

塗装剥がれ:工場でのリペア例